業務効率化

EDATEとEOMONTHで次回更新日・月末締め日を自動計算する|契約と請求の日付管理

ExcelMate編集部6分

この記事の要点

  • 契約のnヶ月後の更新日は EDATE、月末の締め日は EOMONTH で自動計算できる
  • 数式は =EDATE(起算日, 月数) と =EOMONTH(日付, 0)。月数に負の値を入れれば過去の日付も出せる
  • EDATEは月末を賢く調整する。3月31日の1ヶ月後は、4月31日(存在しない)ではなく4月30日になる

契約の次回更新日、サブスクの請求日、月末締めの集計日——「○ヶ月後」や「その月の月末」を、カレンダーを見ながら手で入力していませんか。件数が増えると間違いやすく、月末が30日か31日かでも迷います。

こうした日付は、EDATE 関数(nヶ月後)と EOMONTH 関数(月末)で自動計算できます。月末の調整も賢く処理してくれます。実際の画面で見ていきましょう。

完成イメージ

起算日から「次回更新日(EDATE)」と「当月の締め日(EOMONTH)」を自動で出しています。月額サブスクの行に注目——3月31日の1ヶ月後が、存在しない4月31日ではなく4月30日になっています。

EDATE関数とEOMONTH関数で起算日から次回更新日と月末締め日を自動計算したExcel画面。3月31日の1ヶ月後が4月30日に月末調整されて表示されている
D2 の数式と結果(EDATEで次回更新日、EOMONTHで月末締め日。3/31+1ヶ月は4/30に調整)

数式の意味

次回更新日と締め日に入れているのは、次の2つの数式です。

次回更新日: =EDATE(B2, C2)
月末締め日: =EOMONTH(B2, 0)
  • EDATE(起算日, 月数) … 起算日のnヶ月後の同じ日を返す。月数にマイナスを入れれば過去の日付も出せる
  • EOMONTH(日付, 月数) … その月(または nヶ月後の月)の月末を返す。0 で当月末、1 で翌月末、-1 で前月末

結果が日付に見えないときは、セルの表示形式を「日付」にすれば直ります。

つまずきやすいポイント①:月末は自動で調整される

EDATE の便利なところは、存在しない日付を作らないことです。3月31日の1ヶ月後を求めると、4月31日(存在しない)ではなく4月30日を返します。月末締めの契約やサブスクでも、安心して「○ヶ月後」を計算できます。

つまずきやすいポイント②:DATEDIFと混同しない

似た日付関数に DATEDIF がありますが、役割は逆です。EDATE は「nヶ月後の日付」、DATEDIF は「2つの日付の差(経過)」を出します。「次の更新はいつ?」なら EDATE、「何年契約してる?」なら DATEDIF と使い分けます。

更新アラートに発展させる

次回更新日を TODAY() と組み合わせると、更新が近い契約を自動で知らせられます。

=IF(EDATE(起算日, 12) - TODAY() <= 30, "更新間近", "")

更新日まで30日を切った契約に「更新間近」が表示されます。条件付き書式で色分けすれば、管理表として完成度が上がります。

まとめ

EDATE と EOMONTH を使えば、次回更新日や月末締め日は手入力なしで自動計算でき、月末の調整も任せられます。TODAY() と組み合わせれば、更新漏れを防ぐアラート表にもなります。

「契約・請求・点検の日付をまとめて管理し、更新や締めを自動で知らせる仕組みを作りたい」という場合は、ExcelMate のチャット相談でそのままご相談いただけます。

よくある質問

EDATEとDATEDIFはどう違う?
EDATEは「起算日のnヶ月後(前)の日付」を返します。DATEDIFは「2つの日付の差(経過年数・月数)」を返します。次回更新日を出すならEDATE、契約期間を出すならDATEDIF、と目的が逆です。
EOMONTHの第2引数の0は何ですか?
基準日から何ヶ月後の月末かを表します。0なら当月末、1なら翌月末、-1なら前月末です。たとえば請求の当月末締めなら =EOMONTH(基準日, 0) とします。
3月31日の1ヶ月後が4月30日になるのはなぜ?
4月31日は存在しないため、EDATEは自動的にその月の月末(4月30日)に調整します。月末締めの契約やサブスクの計算で、無効な日付にならず正しく扱える便利な仕様です。
更新が近い契約を自動で知らせたい
次回更新日をEDATEで出し、TODAY()と組み合わせます。たとえば =IF(EDATE(起算日,12)-TODAY()<=30, "更新間近", "") とすれば、更新日まで30日を切った契約に印が付きます。条件付き書式で色分けすればさらに見やすくなります。

監修・運営者

株式会社KOPS 代表取締役 馬込 浩

馬込 浩株式会社KOPS 代表取締役

業務システムの要件定義〜設計〜実装を一気通貫で手がけ、経営者として自社のバックオフィスも運営。Excel・VBA・Power Query/スプレッドシート自動化の実務経験にもとづき、ExcelMateの記事を監修しています。

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