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条件付き書式で期限間近・期限切れを自動で色分けする|数式ルールで管理表を見える化

ExcelMate編集部6分

この記事の要点

  • 契約更新や支払の期限が近い行は、条件付き書式の「数式を使用して書式設定」で自動的に色分けできる
  • 残日数の列を作り、ルールに =$D2<=7 と書けば、7日以内(超過含む)の行に色が付く
  • 基準日に TODAY() を使えば、ファイルを開くたびに今日基準で色分けが自動更新される

契約更新、保険の更新、支払や点検の期限——管理表に日付は入っているのに、結局は目で追って「そろそろだったかな」と探していませんか。件数が増えると、期限切れの見落としは時間の問題です。

条件付き書式を使えば、期限が近い行・過ぎた行を自動で色分けでき、開いた瞬間に危ないものが目に飛び込みます。関数だけでは「色を変える」ことはできないので、ここが条件付き書式の出番です。実際の画面で見ていきましょう。

完成イメージ

残日数が 7日以内(超過のマイナスを含む)の行が、自動で色分けされています。基準日(今日に相当)から見て、対応が必要な項目だけが目立ちます。

条件付き書式の数式ルールで、残日数が7日以内の行を自動で色分けしたExcel画面。賃貸契約A更新の残4日、原状回復見積の残マイナス2日、定期清掃契約の残2日の行に色が付いている
条件付き書式の数式ルール(残日数7日以内の行を自動で色分け)

設定手順

まず、期限から基準日を引いた残日数の列(D列)を用意します。D2 には =B2-$C$1(期限 − 基準日)のように入れ、基準日には =TODAY() を使うと毎日更新されます。そのうえで、

  1. 色を付けたい範囲(表全体の行)を選択します
  2. 「ホーム」タブ →「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して、書式設定するセルを決定」
  3. 数式に =$D2<=7 と入力し、「書式」で塗りつぶしの色を選んで OK

数式の意味

ルールに入れているのは、次の数式です。

=$D2<=7

これは「その行のD列(残日数)が7以下なら、書式(色)を適用する」という意味です。ポイントは $ の付け方です。

  • $D2(列だけ固定)… どの列を見ても「自分の行のD列」を判定する。これで行全体に色が付きます
  • もし $D$2(行も固定)にすると、全行が同じD2セルだけを見てしまい、判定が崩れます

つまずきやすいポイント①:間近と超過で色を分ける

「期限切れ」と「もうすぐ」を別の色にしたいときは、ルールを2つ作ります。

  • =$D2<0 … 期限切れ(赤など)
  • =$D2<=7 … 期限間近(黄など)

条件付き書式は上のルールが優先されるため、「期限切れ(赤)」を上に置きます。こうすると、超過は赤・7日以内は黄、と段階表示できます。

つまずきやすいポイント②:適用先の範囲

「色が付かない」「全部に付く」ときは、$ の付け方に加えて、ルールの「適用先」が意図した範囲(表のデータ行全体)になっているかを確認します。行を追加したら適用先も広げます。表をテーブル化しておくと範囲が自動で広がります。

まとめ

条件付き書式の数式ルールを使えば、期限管理表は「開いた瞬間に危ないものが色で分かる」状態にできます。残日数の列を作り =$D2<=7 を入れるだけ、基準日を TODAY() にすれば毎日自動更新です。

「契約・物件・点検の期限をまとめて管理し、更新が近いものを自動で知らせる表を作りたい」という場合は、ExcelMate のチャット相談でそのままご相談いただけます。DATEDIFでの期間計算と組み合わせると、より実用的な管理表になります。

よくある質問

条件付き書式で行全体を色分けするには?
色を付けたい範囲(行全体)を先に選択し、「数式を使用して書式設定」で =$D2<=7 のように列だけを $ で固定した数式を入れます。$D とすることで、各行が自分の行のD列を見て判定し、行全体に色が付きます。
期限を過ぎた行と、間近の行で色を分けたい
ルールを2つ作ります。1つ目に =$D2<0(超過)を赤、2つ目に =$D2<=7(間近)を黄、のように条件と書式を分けて登録します。上にあるルールが優先されるため、超過のルールを上に置きます。
TODAY()を使うと毎回色が変わる?
はい。TODAY()はファイルを開いた日の日付になるため、残日数も色分けも毎日自動で更新されます。常に「今日から見て期限が近いもの」が色付きになります。
色が付かない・全部に色が付くのはなぜ?
数式の $ の付け方が原因のことが多いです。列だけ固定する $D2 が正しく、$D$2 と行まで固定すると全行が同じセルを見て判定がおかしくなります。また、ルールの「適用先」が意図した範囲になっているかも確認します。

監修・運営者

株式会社KOPS 代表取締役 馬込 浩

馬込 浩株式会社KOPS 代表取締役

業務システムの要件定義〜設計〜実装を一気通貫で手がけ、経営者として自社のバックオフィスも運営。Excel・VBA・Power Query/スプレッドシート自動化の実務経験にもとづき、ExcelMateの記事を監修しています。

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