業務効率化

SUMIF関数で取引先別の請求額を自動集計する|月末の手集計をなくす

ExcelMate編集部6分

月末になると、請求明細を取引先ごとに見比べながら電卓で合計していませんか。件数が増えるほど時間がかかり、転記ミスも起きやすくなります。

この作業は SUMIF 関数 ひとつで自動化できます。一度組んでしまえば、翌月からは明細を貼り付けるだけで合計が出ます。実際の画面を見ながら進めていきましょう。

完成イメージ

左側が請求明細(取引先・件名・金額)、右側が取引先ごとの合計です。F列に SUMIF を入れると、同じ取引先の金額だけが自動で足し合わされます。

SUMIF関数で取引先別の請求額を集計したExcel画面。F2セルに =SUMIF($A$2:$A$8,E2,$C$2:$C$8) を入力し、A商事の合計165,000円が表示されている
F2 に入力した数式と、その集計結果(A商事=¥165,000)

数式の意味

F2 セルに入れているのは、次の数式です。

=SUMIF($A$2:$A$8, E2, $C$2:$C$8)

SUMIF は「条件に合う行だけ合計する」関数で、3つの引数をこの順番で指定します。

  1. 範囲($A$2:$A$8)… 条件を探す列。ここでは「取引先」の列
  2. 検索条件(E2)… 探したい値。ここでは「A商事」
  3. 合計範囲($C$2:$C$8)… 実際に足す列。ここでは「金額」の列

つまり「A列の中からA商事を探し、その行のC列(金額)だけを合計する」という指示です。

つまずきやすいポイント:絶対参照の「$」

範囲に付いている $ 記号は 絶対参照です。これがないと、数式を下にコピーしたときに参照範囲がズレてしまい、2行目以降の合計が合わなくなります。範囲(A列・C列)は $ で固定し、検索条件(E2)は固定しない。これが崩れない数式のコツです。F4 キーを押すと $ を素早く付けられます。

よくあるエラーと対処

  • 合計が 0 になる … 取引先名の表記ゆれ(「A商事」と「A商事 」など末尾の空白)が原因のことが多いです。文字列が完全一致しているか確認します。
  • 下にコピーすると数字がおかしい … 範囲に $ が付いていません。絶対参照に直してください。
  • 複数条件で集計したい … 「取引先 × 月」など条件が2つ以上なら SUMIFS を使います。

まとめ

SUMIF を一度組んでおけば、毎月の取引先別集計は「明細を貼り付けるだけ」になります。私たちが実際にお手伝いしたケースでは、月3日かかっていた請求書集計が30分程度まで短縮できた例もあります。

「自社の明細だとどう組めばいいか分からない」「関数より一歩進んでマクロで自動化したい」という場合は、ExcelMate のチャット相談でそのまま聞いていただけます。