「会員で、かつ5,000円以上なら割引」「当日中、または緊急フラグがあれば最優先」——条件が2つ以上ある判定を、IFを何重にも入れ子にして書いていませんか。読みにくく、条件を1つ足すだけで崩れがちです。
複数条件は、IF の中に AND 関数や OR 関数を入れると、1つの数式にすっきりまとまります。実際の画面で見ていきましょう。
完成イメージ
「会員(○)かつ購入金額5,000円以上」の行だけを割引と自動判定しています。会員でも3,000円なら対象外、非会員は金額が大きくても対象外です。
数式の意味
判定のセルに入れているのは、次の数式です。
=IF(AND(A2="○", B2>=5000), "割引", "—")
IF の最初の引数(条件)に、AND をまるごと入れているのがポイントです。
- AND(A2="○", B2>=5000) … 「会員である」かつ「5,000円以上」の両方を満たすと TRUE
- IF(…, "割引", "—") … その結果が TRUE なら「割引」、FALSE なら「—」を表示
AND の中はカンマ区切りで条件を3つ4つと増やせます。IFを入れ子にする必要はありません。
ANDとORの使い分け
- AND(かつ)… 指定した条件をすべて満たすときだけ TRUE。「会員かつ5,000円以上」
- OR(または)… どれか1つでも満たせば TRUE。「会員または1万円以上」なら
=IF(OR(A2="○", B2>=10000), "割引", "—")
「全部そろって初めて」なら AND、「どれか1つでも」なら OR、と覚えておくと迷いません。
つまずきやすいポイント:条件の書き方
- 文字はダブルクオートで囲む …
A2="○"。囲み忘れると判定されません - 比較記号は半角 … 以上は
>=、以下は<=、等しくないは<>。全角で入れるとエラーになります - 表記をそろえる … 全角半角の違いや前後の空白で文字が一致しないことが多いので、入力をそろえます
まとめ
IF の中に AND / OR を入れれば、複数条件の判定はIFを重ねずに1行で書けます。「すべて満たす」なら AND、「どれか満たす」なら OR。条件の追加・修正もこの形なら簡単です。
「割引・手当・区分などの判定ルールが複雑になってきた」「判定から帳票出力までまとめて自動化したい」という場合は、ExcelMate のチャット相談でそのままご相談いただけます。

